名古屋市教育委員会が推進するキャリア教育「出前授業」の一環として、
このたび名古屋市立笠東小学校様にお伺いし、授業を実施いたしました。
本プログラムは、笠東小学校6年生の「総合的な学習の時間」における体験型職業人講話として、
また特別支援級5年生の「福祉の学習」の一環として行われました。
本取り組みでは、
児童が自分の生き方について考える機会を持つこと、
名古屋に根付く文化・産業・人の暮らしに触れ、地域社会で働く人との出会いや講話を通して、
「働くこと」「地域とのつながり」への興味を育み、
将来や進路について考えるきっかけとなることを目指した内容を考えることを目的としています。
当日は、代表の日比野より、靴下や “ものをつくる”の仕事の背景について、
クイズを交えながらお話をさせていただきました。
一本の糸が手作業や機械加工を経て靴下となり、店頭に並び、皆さんの足もとに届くまでの流れ、
靴下が果たす役割、糸の種類によって異なる質感や手触り、
赤色だけでも数十種類もの色が存在し、その配色や特徴を考えたりなど、
靴下という身近なアイテムを題材に、ものづくりの奥深さを体験していただきました。
この度は貴重なお時間を頂戴し、児童の皆さんに授業の機会をいただけましたこと、心より感謝申し上げます。
皆さんが前向きに考え、積極的に発言してくださる姿勢に、
靴下や私たちの仕事に興味を持っていただけたことを大変嬉しく思うとともに、
このようなご縁をいただけたことは、ものづくりに携わる者として大きな励みでございます。
児童の皆さんのひたむきさや素直さに触れることができ、私たちにとっても多くの気づきと学びのある、たいへん有意義なひとときとなりました。
今後も地域とのつながりを大切にしながら、次世代に向けた活動を継続してまいります。